バリアフリーな展示?【美術館】行くならココ!
2020.07.03
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こんにちは。Bmaps運営担当の西岡です。今回は、‘‘Bmaps運営担当オススメのバリアフリースポット紹介企画‘‘第四弾!【美術館編】です。
前回の【博物館編】は、コチラ↓から確認できます。
さて、【バリアフリー×美術館】という言葉を見て、どのようなイメージを抱くでしょうか?
多目的トイレの設置やフラットな床面といった、バリアフリー環境が整っているというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
本記事では、それらハード面のバリアフリーに加え、展示の見せ方に関するバリアフリーについても紹介します。
「展示の見せ方に関するバリアフリーって何だろう?」と疑問に思った方は、本文を読んで謎解きをしてくださいね。
●安心して楽しめる
・サービスを受ける際に、障害による制限をあまり感じることなく、安心して楽しめる!
●お得に楽しめる
・お出かけの際に気になる出費...なるべくお金をかけず、お得に楽しめる!
以上の観点から、オススメの美術館を3つ選定しました!
①三鷹の森ジブリ美術館
東京・井の頭公園内にあるジブリアニメがテーマの美術館です。『アニメーションへの新しい見方が生まれてくる場所をつくりたい』という思いのもと作られた美術館は、様々な展示に溢れ、来場者を不思議の世界に入り込んだような感覚にします。カフェやショップも併設されているので、そちらにも要注目です。
公式サイトはコチラ
②大塚国際美術館
徳島・鳴門にある美術館です。その展示は多岐に渡り、古代壁画から、世界26ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点をご覧いただけます。米津玄師さんがNHKの番組で歌を披露する際に使用した美術館としても知られています。また、視覚障害のある方に絵画を楽しんでいただくためのツール、「ふれる名画パネル」が設置されています。
公式サイトはコチラ
ふれる名画パネルの詳細はコチラ
③大原美術館
岡山・倉敷にある美術館です。西欧美術・ 日本近代美術の傑作群 や近代工芸の巨匠、古代中国、エジプト、オリエントの作品も揃い、多くの愛好家を惹きつけています。また、定期的に行われている特別企画展やギャラリー・コンサートにも注目です。
公式サイトはコチラ
●魅力その1 安心して 楽しめる
まず、安心して楽しめるという観点から、3つの美術館の魅力に迫ります。
バリアフリー設備が整っていて安心して楽しめるかどうかは、お出かけの際の一つの大きな基準になります。例えば車いすユーザーは、フラットな床面であるか、使えるトイレはあるか等は大きな関心事ですよね。そこで、3つの美術館のバリアフリー情報をまとめました。
①三鷹の森ジブリ美術館
入口の段差:0段
施設設備の特徴:フラット、広い、明るい、エレベーター、車いす対応トイレ、授乳室、ほじょ犬対応、クレジットカード使用可、禁煙・分煙、公衆Wi-Fi
- 段差
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- 設備
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②大塚国際美術館
入口の段差:0段
施設設備の特徴:フラット、静か、一般駐車場、エレベーター、優先駐車場、車いす対応トイレ、オストメイト対応トイレ、ほじょ犬対応、クレジットカード使用可、禁煙・分煙
- 段差
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- 設備
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③大原美術館
入口の段差:1段
施設設備の特徴:静か、広い、エレベーター、車いす対応トイレ、ほじょ犬対応、禁煙・分煙
- 段差
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- 設備
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【特集 バリアフリー×展示の見せ方】
美術館のバリアフリーは、施設設備・ハード面だけではありません。展示の見せ方にも、バリアフリーが施されています。その例を紹介します。
◇「ふれる名画パネル」
大塚国際美術館とミライロが共同で開発した、視覚障害のある方に絵画を楽しんでいただくためのツールが、「ふれる名画パネル」です。A3サイズのアクリルパネルに、作品の特徴や輪郭をシンプルな直線・曲線・ドット・凹凸などで表現しており、言葉だけでは伝わりづらい絵画の特徴を、手にでふれて感じていただくことができるツールです。
◇映像展示「土星座」の字幕上映
映像展示室「土星座」は、80人ほどが入れる映画館です。ここでしか見れないジブリのオリジナル短編アニメーション作品が公開されています。この「土星座」では、聴覚障害のある方にも作品を楽しんでいただけるよう、1日に数回日本語字幕付きの上映を行っています。また、音声補助イヤホンの貸し出しも行っています。
●魅力その2 お得に 楽しめる
続いて、お得にという観点から、3つの美術館の魅力に迫ります。
少しでもお得に美術館へ行きたい方は、ぜひ障害者割引をご活用ください。入場料を抑えることで、お土産の購入やお食事をさらに楽しめます!どのくらい割引されるのかを知った上で、お出かけの候補を探すのもオススメです♪
※障害者割引
障害者手帳(障害がある方に都道府県知事らが交付する手帳)を提示することで、税金の減免や公共料金の割引などが受けられる制度のこと。また、民間企業のサービスは事業者の判断で行われ、割引の内容はさまざま。
今回取り上げた美術館の中では、大塚国際美術館と大原美術館で、障害害者割引が導入されています。割引内容は以下の通りです。
〇大塚国際美術館
障害者手帳を所持している本人および付き添いの方お一人は当日券が半額 (通常料金/大人3300円・大学生2200円・小中高生550円)
〇大原美術館
障害者手帳を所持している本人および付き添いの方お一人は無料
なおこの他にも、障害者割引が行われている美術館はたくさんあります。お出かけ前に公式サイト等のチェックをオススメします!
●ミライロIDを使って美術館に行く
最後に、障害者割引を受けるときに役立つアプリ、ミライロIDを紹介します。
ミライロIDは、障害者手帳をアプリで管理できるようにしたものです。カバンや財布から取り出していた障害者手帳を、スマホでパッと提示できます。また、ミライロIDアプリには、必要なサポート内容を登録することもできるため、アプリ画面を介してスムーズに情報伝達することができます。
今回紹介した美術館の中では、大原美術館で利用することができます!
美術館をより便利に利用するために、是非この期間にインストールしておいてください。
そして、美術館を訪れた際には、Bmapsの投稿もよろしくお願いします!